<アイルランド編>No.13
第13回 北へ、急げ
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寒ーーーーーい。ヒーターはつかないし、寝袋は暖まらないし、全然眠れず。 早起きし、暖炉に火をつけようにも薪がない。ヒ〜。耐えられずキッチンの電熱器を全開にし、暖房にしながら朝食をつくる。あちゃ〜、何なんだこのソーセージは!おそろしく塩辛い。そういえばこっちのハム、ベーコン等はみんな塩がききすぎている。(それでもトータルでは北欧より全然おいしい)昨晩到着した女性二人組みも寒がってなんとか暖炉に火をつけようとしている。 10:30am頃、やっとボビィがやって来たと思ったら「11:00amにKenmareに出発するから」と言ってまたどこかへ行ってしまった!火もつけずに!!バッカヤロー!!!ひどすぎる〜。しかも11:00amになってもやってこない。ボビィは自分で「Kenmareから12:00pm頃にKillarney行きのバスが出るから」と言ってたクセに、20分も遅刻して登場。「Quick! quick!」ってアンタ、そりゃ自分のことだろって。こっちのセリフだよ。まったく。まあとにかくボビィ号にて出発。雨が降ってきたので実際助かった。しかし全く声はでかいし喋り方もせわしないおっさんだなぁ。そして崖っぷちのおそろしい道をものすごいスピードでブッ飛ばすぶっとばす〜。景色は荒涼として霧が少しかかり神秘的でとても良かった。道路に羊の群れがウロウロしてたり、、、30分ほどでKenmareに到着。ボビィには表向きは笑顔&感謝でお別れ。 さて、ツーリスト・インフォメーションでBus Stopはどこかと聞いてみた。場所はすぐ向かいの店の前とわかったんだけど、Killarney行きのバスは9:15am発でもう行っちまったと!しかもそれ1本のみ。明日の9:15amまでないってよー、、、ボビィ〜〜〜〜〜!!!!! 最後の最後まで騙されてしまった。結局、今日はここで足止め。B&B探しの際はボビィのホステルの教訓を生かし、部屋の暖房とシャワーのお湯がちゃんと出るかを確認。「Guestroom」の看板を発見。部屋のヒーターは自動的に5:00pmに入るようにコントロールされている。シャワーがちゃんとしてるのでここに決定。一息ついて、ゴハン&街ブラ。Glengarriffよりは大きいかもしれないけれど、10分位歩いたらひとまわりできちゃう感じ。しかしおみやげ屋さん等、可愛い建物が多い。それにしても日程が予定より大幅に遅れをとっている。明日は行けるとこまで北上しよう。 翌朝もナゼかヒーターが切れていて寒くて目が覚める。アイルランドは北欧より寒くないけど、暖房設備がいいかげんなのと、風が強いので異様に寒く感じる。さて、8:00am頃に食堂に行ってみりゃ誰もいない。寝坊したと思ったのに。ロビーのベルを押しても誰も出てこない。お客も他にいないようだ。30分後におっちゃんが子供を連れてやってきた。「9:15am発のバスに乗りたいんだけど」と言うと慌てて朝食を作りだした。今回の朝食は今までで最高に美味しかった。ベーコンがしょっぱくなく、ヨーグルト、フルーツサラダ、シリアル、ゆで卵、パンが2種類。これで1泊¥2000弱!ゆっくり食べたかったけど、バスに間に合わないので早食い。もったいないな〜。 バスの運ちゃんにKillarneyまでいくらかと聞くと、それ以外にもLimerickまでいくらとか、Galwayまでいくらとかわざわざ説明してくれて、特にGalwayに行かせたがる。ふ〜ん、そんなにいいのか、Galway。しかしずいぶん北だな。GalwayはLimerickからさらに北の、ダブリンのちょうど反対側(西端)にある。よ〜し、寄り道しながら行ってみよう。Galwayまで行って、Limerickに戻り、近くのシャノン空港からロンドンへ飛ぶことにしようっと。日程的にもちょうどいい。ということで、とりあえず飛行機のチケットを買いにLimerickへ。途中、Killarney、Traleeで乗り換え。風景は相変わらず牧歌的。時々、古城跡のようなものを目にする。 3:00pm頃、Limerick到着。お、Corkより大きそうな、久々の「街」だ。でも、なーんかちょっと、ヤな感じ。なんていうか中途半端な開発っていうか、近代的な建物が多くてあまり情緒が感じられない。しかしそのおかげで安易にロンドン行きのチケットを購入できた。こういう都会(?)のB&Bはあまり良くないし、現金はもう残り少ないので、カードのきくRailway Hotelへ。値段もそんなに変わらないし。7:00pm、例のごとくまだギンギンに明るいけど、夕食&街ブラ。おっ、久々にイタリア料理店を発見。カルボナーラを注文したら、ボンゴレ・ロッソが出てきた。不思議だ。そうそう、旅に出てちょうど今日で1ヶ月だ。なんか記念してワインを飲んだりして。たまにはいいでしょう。 翌朝の目覚めは快適だった。さすがHotel、ヒーターがちゃんと効いていて暖かい。昨晩、雨が降ったようだ。今日は久々にちょっと風がある。本日の朝食も非常に美味しかった。「Irish Breakfast」とメニューに記されてあった。English Breakfastとどう違うんだろう。ヨーグルト付きってことと、パンがIrish Breadっていうところかな。テレビのニュースで東京が出てきて、街の映像を見たらやっぱり懐かしくなった。 さてバスターミナルでとりあえず北方面のEnnisという町にでも行こうかな、とか、Galwayに行く途中にどっか寄りたいんだけど、他にどこ行きのバスがあるか等を聞いてみたら、海の近くのDoolinというところに行くのが5:35pm発であるという。Doolin、、、なんかいい響き。Ennisより北だし、地図にも出ていないし、、、なんとなくカンでそっちに決定。そして窓口のお姉さんはとても親切で、DoolinからGalwayまでのバス代とかいろいろ計算してくれて、8日間のうち3日間だけ乗り放題の(理解するのに苦労した)パスを買ったほうが得だということが判明。それを購入すると、オマケにバスの時刻表をくれた。やりー。(実は宝達奈巳は時刻表マニア)出発まで街をブラブラしたり公園でボ〜ッとしたり、、、cafeでteaを飲んでいると、またもやアル中のおばさんがやってきて、一人でしゃべって笑っていた。この頃には、だいぶこういうことにも慣れて、適当にやり過ごす。 そして期待と不安、半々の面持ちでバスに乗り込んだ。 |
次回は名前に魅かれて行った村、Doolinで感動体験。
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