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●対談「創作の源」
(NH
) なんかさ、どうも誤解されてるようなんだよな、「ホータツさんは音楽のこと以外やらないし考えなくていい環境にいる」って。音楽のことだけに集中して、他のことは誰かがやってくれている、と。とんでもないッスよ。そんなの、どこぞの「アーティスト」様じゃないんだから。
今はCD制作も宣伝も販売もライブ企画もDM発送もぜ〜んぶ御自ら。
もちろんやってくれる人がいれば、やらないで済むんだけど。どうやってくれるか、ってのが問題でね。(笑) 自分でやったほうが早かったりとかさ。それにしてもまったく切り替えが大変よ。家事もあるし(笑)。
(TK
) 分裂しちゃうよね、何役もやるとね。てんぱると愚痴でちゃうよ(笑)
俺も、何役もやってます。最近、もうちょっと慣れるように、もう俺はこうなんだと言い聞かせたりして。宣伝の度に肩に力が入り過ぎちゃうので、もう宣伝は趣味だということにして、お茶でも啜り、あるいは男娼のごとくはべりながら、ゆったりと電話したりして(プレゼンしたり)なんとか肩が痛くならないよう心掛けてますが。。うむ。でも役こなすって、君もやはり天性なのね。
しかし、ホント君の場合は総仕上げものやらライブやらで(食事もつくるし)すげ〜わ。まったく、ホント、このようなパワフルさに脱帽、そして僕らも『あきらめず』こつこつやる力を信じてゆきます。人はすぐエネルギー消耗するけど、きっと君はそういう人達に根本の精神力を与えている存在なので、なるほど、ホワイトゾーンの意味は深いですな。
NH) え、そうなの?あんまり考えてないんだけど。まあ確かに、あきらめたらその時に終わっちゃうのよね。あっさり。別にそれでもいいんだけど、意外に私もしぶといんだよね(笑)。
基本的に私は飽きっぽいほうなんだけど、音楽だけは違うようで。なんつーか、常に自分が選択してるワケじゃない。で、自然とこういうかなり独特なスタンスができてしまった。
そんなさ、バカみたいに大金つぎこんで高いスタジオで録音して宣伝してそれで何百万枚もCD売ってライブでは何万人も動員して、とかさ、そういうのだけじゃないでしょって。
だいたいさ、何でも規模が大きくなりすぎるとバランス崩れて本来の目的や方向性がズレて狂って暴走していずれ崩壊するんだよね。まあともかく今は自宅でCD制作が可能だから、できるんだったら自分達で純粋なものを作り続けてみよう、と。その代わり純粋なものだけじゃなく、かなり粗悪(笑)だったり、稚拙だったり、そういうのも出回ってくるだろうから、そういう時にこそ聴く側の質が問われると思うね。
(TK) でもね、ほら、見本としてさ、ナミちゃんは早熟なので(笑)参考人物だよ。自主制作のスタンスってのは純粋なアーティストの立場だなっていつも思わせられる。著作権やら何やらで、僕らはすぐ食い物になっちゃうしね。とにかく、ナミちゃんがもがいて作った立場には哲学もあるしね。それが僕らに影響を及ぼすということでもあるね。
最近、映像制作のスタンスも随分進化したから、僕らも莫大な予算がなくても小回りのきく活動が可能になってきたなって実感する。それで、ピーターガブリエルなんかそうだけど、彼は音楽家の立場から映像を巻き込んでるじゃン。もちろん僕は映像や絵描きなので逆に音楽の偉大さを敬愛しながらの立場を築きたいよ。ここまでくると他の映像プロダクションみたいにしようという声もかかるが、全く興味がないんだ。若いやつらを雇って徹夜の拷問にかけるプロダクションには反吐がでるしね。
だから、僕は映像業界の若いやつらが『俺でもやれる』って勇気を持てる立場でいたいから、もし食ってゆけなくなっても就職はないね。だったらキヨスクでバイトだ(笑)
ナミちゃんの言う通り映像業界っていうのはかつてから物凄い資本で世をのさばっていたもので、テクノロジーの発達や映像の進化よりも金を巻き上げることに時間をかけてしまったのだ。。得に日本は奇妙な才のない親爺達の巣なのだよ。それは今でも変わらん。(あの機種使ってないの?ふ〜ン)みたいな事を今でもほざくのさ。ったくね。
僕もしばらく怒りをおさめて、自己表現のこと考えたりしたけどさすがに頭にくる日本の状況。一度崩壊したほうがいいと思うね。だから僕は家庭レベルで一流の仕事の受注をして、でっかいスタジオと何千万の機種を見せびらかす鬼畜たちを一掃したい気分だよ。そういう意味で『アンダーワールド』の方々、いわば トマトのスタンスっていうのは革命だしね。僕らはほぼ同時期な感覚を感じたよ(あの、活動スタンスはまねできないけどさ)。
4年前くらいにジョージルーカスがインタビューで言ってたんだ
『不思議だ。もうテクノロジーは僕らにストレスを与えないくらいに発達してる。フォトショップや合成ソフトは今や安価だ。なのにガレージスタジオを開かないなんてどういうことだ?なぜみんな映像スタンスの革命を起こさない?すぐにでも映像は作れる状態にあるんだ。』
ILMの創立者の台詞だよ。信じられん。 。。。確かに彼は富を築いたが、その視点はいつも反逆者なんだ。反逆者じゃないのは若者だったりするなんて失望だろ。
ちなみに宝達ナミは、レジスタンスだったのだ(笑)
映像制作者はもっと軽いスタンスになる必要があるってことだね。楽器を気軽に弾くようにやらなきゃダメだ。
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